みかぽん

追憶のみかぽんのレビュー・感想・評価

追憶(1973年製作の映画)
3.8
ロバート・レッドフォードの引退作品が近日公開と知り、彼を見初めて世界がバラ色になった中坊時代をシミジミ思い返しました…😢(ジジ専歴史の始まり。も束の間、今では年齢の逆転現象は広がるばかり…😅)

それは雑誌「スクリーン」の中で、公開後すでに数年が経過した作品、「追憶」での凛々しい白の詰襟姿を目にした日(遠い視線…。しかしこれは一生モノで焼き付いた衝撃的瞬間への追想…😭)。
当時DVDはおろか、VIDEOなんてものも無くて、ただひたすらに名画座(かテレビで)再映されることだけを拝み願った日々💦💦なのでもう、心願成就の暁に対面したR.R様(短縮御免😅)への胸の高まりは尋常でなく、呼吸困難で搬送寸前と言って過言なく。。(と前置きが異様なテンション💧しかも長い…)

me〜morie〜s …の歌声と共に、きらめく金髪&上下グレーのスエット姿でジョギング登場のオープニング、、、(個人的には最高に綺麗時代のブラピ超えと認識)その神々しい王子さまの降臨に、私は赤子の手を捻られる如く悶死。。しかも全く可愛くなくトンがった性格の主人公(ケイティ@ バーブラ)のキャラに好感を持てている彼の懐の深さ(まさかの希少種⁈)に加え、彼女のほどけた靴紐に気づけばその足を自分の膝に乗せ、紐を縛り直してくれる 一連の男前的行動(しかも実にさりげなく)にもう、もう、、、クラスのお子様男子などは言うに及ばず、当時女子間で回し読みしていた少女漫画中の2次元美男子までもが瞬時に蒸発&霧散の特大スケール感!
なのでもう、靴紐が結ばれた瞬間から私、主人公ケイティは私の分身となり代わりました(怪しい私が全開中😅)。

で劇中の時は流れ、バーの止まり木で酔って居眠り中の白い海軍詰襟姿のハベル@ R.Rを偶然見かけたケイティは、これを千載一遇のチャン〜ス!と捉え(おそらく何度生まれ変わっても二度と訪れないレベルの空前絶後なチャ〜ンス!なので💦←何気に失礼)渾身のハベルお持ち帰り作戦を敢行。しかもこれがまさかの大成功😱💕(私の鼻息まで異様に荒い😤😤のは何故😬?)
その後はもうハベルに居心地良く居て頂くため、健気にあれもこれもと気を巡らせてお尽くし攻撃の限りを展開し、見事恋人へ昇進!遂に結婚までしちゃうので😵 分身(私)の身としても感無量な訳です。。
もとい分身設定モードを解いたとしても、学校1番の美女力を持って引き寄せる、あるいはそつないポジション取りで意中の彼ゲットを目論む戦略女子よりも、好きを前面に泥臭く全力投球のケイティにエールを送りたくなるのは女子の本懐(違うか😅⁇)。

とはいえ「妻は楚々として余計な口を挟まず夫に従い…」の時流に合わないケイティは、ハベルの友人には煙たがられたり笑い者にされたりと散々。まぁこれくらいの小波は我慢で乗り切れるのだけれど、時はまさにマッカーシズムの大嵐への突入前夜。
元々左向きのヨメを持つ身だけでもマークの対象であり、そこで目立って誰かに密告なんてされようものなら😰今まで築いたキャリアが砂上の楼閣となりうるわけで…😨
なのにケイティったら、大荒れの海に小舟で繰り出すような無謀を平気でやらかす激情型タイプと来たもんで(いや勿論、間違ってるのは赤狩りであって、彼女の怒りの気持ちは重々お察しするのだけれど、、当時にあってはいつまで続くやも知れぬ粛正の中、ましてや旦那様の安全のためには殿ご乱心はお控え頂きたく…😖 ←いつのまにか私は家老@ 爺のポジション…)。
いや百歩譲って、もしハベルがトランボのポジションなら、事実にある通り偽名を使っていくつかの脚本を世に出せたかも知れないけれど、どうもプロデューサーっぽかったハベルにそうした腹芸が出来るわけもなく…とひたすらハベル擁護のサイド…。
ごめんねケイティ😞⤵︎

そして 時を経てNYで再会するラストシーン。
目の前の相手への愛しさから、思わず無意識にやってしまう仕草(ケイティにとって、それはハベルの下りた前髪を指先で撫で上げること)を、以前と同じ優しい表情で受けるハベル。なのに、もう戻れない二人の今が切な過ぎて涙がぁぁ〜😭😭。
みかぽん

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