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野郎どもと女たちのtjZeroのレビュー・感想・評価

野郎どもと女たち(1955年製作の映画)
3.3
N.Y.のふたりのギャンブラーが、颯爽と登場。
演ずるのがマーロン・ブランド&フランク・シナトラという豪華な顔合わせ。
ブランドはご存知、後にゴッドファーザーになる程だし、シナトラは私生活でマフィアともキナ臭い噂の合った大物だから、両名の醸し出す”ホンモノ感”がハンパない。貫禄も洒脱っぷりも文句なし。
同じく裏家業の詐欺師コンビを描いた『スティング』がダマし騙されのハラハラを味わう快作だったのに比べ、ミュージカル仕立てのコチラはもっとのんびりとした感触。
ラウンジにゆったりと腰をおろし、賭けに興ずる人々やステージでの華麗なショーを眺めている…といった趣き。
自分は、”カジノ法”が成立すると大規模なカジノが出来ると噂されている横浜に住んでいて、ギャンブルには反対なんだけど、こんな成熟したエンターテイメントが生まれるのなら、ちょっとは許せるかな…ってだまされそうになる位の魅力はある作品だった。それでもやっぱり反対だけど(笑)。
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