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ジェームズ・ボンドとしてのtjZeroのネタバレレビュー・内容・結末

ジェームズ・ボンドとして(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

007シリーズ最大の問題作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』(#25)がああいう終わり方をしたので、シリーズの今後が大いに気になります。

あんな結末にもかかわらず、クレジットの最後には”JAMES BOND WILL RETURN”という決まり文句が出ました。

主語が(”007”ではなく)”ジェームズ”というのがポイントですよね。つまり「次回作以降も、ジェームズ・ボンドという人物が主役となって続いていく」という宣言でしょう。

#25の結末から、どのようにしてそんなアクロバティックな展開が可能となるのか、(この場を借りて🙇)4つのパターンで予想してみましょう。


① ダニエル・クレイグが#21『カジノ・ロワイヤル』で登場した時のように、エピソードZERO的な、ボンドが007になるまでのお話をもう一度、新たに語り直す…。
『バットマン』や『スパイダーマン』がシリーズを再開した際にも採用されたアプローチです。手堅くはありますが、マンネリ感もあります。

② #25で瀕死の重傷を負ったボンドが、大手術を経て復活する…。
顔も整形するほどの難手術だとすれば、新しいボンド俳優への移行もスムーズです。
また、過去作では宿敵のブロフェルドが何度も顔を整形して再登場していましたから、ファンにとっても受け入れやすいシナリオです。

③ ボンドに隠し子👶がいて、”ジェームズJr.”と名乗らせる…。
フレッシュな俳優を起用できる、というメリットはありますが、①以上にありがちで、あざといやり方なので、あまり推す気にはなりません。

④ ”ジェームズ”をミドルネームにしたヒロイン👩を登場させる…。
たとえば、”リンダ・J・ボンド”みたいな感じです。
他の登場人物から「Jはなんの略❔」と訊かれた👩が、
「ジェームズよ❕」と誇らしげに答えるやりとりがシリーズの名物になったらステキ✨です。
主役にはぜひ、シャーリーズ・セロンを! シャリ姐の『アトミック・ブロンド』は、ここ数年の007よりも、はるかにスパイ映画らしい、リッパなアクション大作でしたから…。
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