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なんとなく、クリスタル
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『なんとなく、クリスタル』に投稿された感想・評価

5.0
公開時のパンフレットに、原作者の田中康夫さんが書いていたコメントが面白い。たぶん、こんな感じでした。
「この小説を映画化するならば、主人公の生活や街の様子を写した無数のスチール写真を凄いスピードで次々に映す。それに小説に出てきた音楽を流す。こういう手法が相応しい。」
みたいな内容でした。

確かにあの小説の、「地に足がついてない感じ」というか、「覆された宝石のような」キラキラしたその世界を滑空してゆくような感じを映像化するにはそれが一番でしょうね。
ただ、田中康夫さんが賢明だったのは、みずから映画製作に手を出さなかったところ。

で、この映画が完成したわけですが、「地に足がつかない感じ」の原作とは真逆で、「地に足がついた映画」、いわゆる「青春映画」になっていました。
この小説をよくぞ映画化しようと考えたと思いますが、意外にもこの映画は、小説「なんとなく、クリスタル」ではなく、柴田恭兵さんの歌「なんとなく、クリスタル」の映画化作品のように感じられました。

歌の「なんとなく、クリスタル」は、小説の世界を歌いながら、「地に足がついた感じ」で、柴田恭兵さんの軽やかな歌声も魅力的です。
面白いのは、作詞が田中康夫さん自身という点です。小説そのままのイメージではなく、しっかり80年代ポップスにしていました。(作曲は近田春夫さん。)
田中康夫さん、さすが戦略家です(笑)。

というわけで、この映画というと、小説よりもこっちの歌を思い出すんです。
いや、映画の出来が悪いとかじゃない。確かに映画はヒットしなかった。映画評もかんばしいものではなかった。
でも、80年代ポップスの隠れた名曲「なんとなく、クリスタル」の映画化としては、充分に満足しましたよ。
何より、クリスタルでブリリアントな青春を描きながら嫌味がなく、そのクリスタルでブリリアントな世界へも素直に憧れさせてくれましたからね。再評価希望。

追伸1
劇中には柴田恭兵さんの「なんとなく、クリスタル」は流れません。残念ながら。

追伸2
これは避けては通れんのですが、小説「なんとなく、クリスタル」の最後の2ページに、出生率や老年人口推移、厚生年金保険料推移予測のデータが付いていた点。
当時はまったく意味がわかりませんでしたが、近年、再読して気づいた。あれは、映画「アメリカン・グラフィティ」で、ラストで主人公たちの「その後」を写真と字幕で冷酷に、かつさりげなく出す。あれと全く同じ効果があったのです。(※個人の感想です。)
田中康夫さん案の映画にも、この映画にも、歌にも、このデータは反映していませんでしたけれど、さすがは後年の政治家であり県知事の田中康夫さんです。

追伸3
そして2014年の衝撃。まさかの続編小説「33年後のなんとなく、クリスタル」。
これは凄かった。しっかりと地に足をつけてなおブリリアントな、社会派クリスタルでした。傑作。映画化希望!

追伸4
文中、「覆された宝石のような」という一文をかきましたが、中学校か高校の国語の教科書に載っていた詩からの無断借用です。誰の何という作かは忘却。忘却とは忘れ去ることなり。

参考資料

「なんとなく、クリスタル」
田中康夫・著
1981年
河出書房新社

「33年後のなんとなく、クリスタル」
田中康夫・著
2014年
河出書房新社
衛星劇場ありがとございます。
かとうかずこの美しさ!マブい!
恋人役の亀井登志夫、絶好調のモテタイプ。100パーセントぺらっぺらにしゃらくさいけど81年の青山〜六本木、都会の空気吸わせてもらってそれだけでもうみる価値あり。田中小実昌や蟹江にマリーン、文化人にミュージシャンに豪華ゲスト。清水善三さんが連れてる原田美枝子、モデル仲間の壇ちひろさんに横山エミーさん、美女だらけ。モデルのバイトで稼ぐ青学のかとうかずこが、エトランゼよろしくひとり下町へ。築地で海老をつかんだその指でブランドもののショルダーバッグと財布に手をつける場面と、六本木食堂で定食食べる時にまず割り箸をチャチャっと味噌汁につけてから食べ始める場面がよかった…やめてー
もも
2.9
"なんとなくクリスタル"
小説も読んでいないし本作も知らなかったけど、この言葉は知っていた。80年代を生きたから。私はこの主人公の女性のように派手な生活はしていないけど、あの頃の空気感を感じられて懐かしかった。ディスコ、トラサルディ、しらけ鳥、ナウい。など久しぶりに聞いた(笑)
内容は誰にでも起こりそうな話だけど、サントラがとてもいい♪お洒落で心地いい。

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