おらんだ

ブレードランナーのおらんだのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
3.6
2019年、人類は宇宙へ進出。宇宙開拓の前線では、人造人間、「レプリカント」が過酷な作業を行っていた。しかし、ある日レプリカント達が反乱を起こし、シャトルを乗っ取り地球へ帰還する。レプリカント専門の処刑人「ブレードランナー」であるデッカードは彼らを追う。

世界観が好き。高層ビル群を飛び交う車、雑多なアジアンテイストの街並み、所々に表れるチグハグな日本の看板。なんか海外の近未来RPGの日本みたい。あと「トータルリコール」の街並みにも少し似ている。あと三年でこうなるとは思えないけど。

主人公より敵のレプリカントの方が魅力的。冷徹な感情を感じさせない声が印象に残る。「命」というテーマが色濃く現れているのも、主人公というより敵側なので、なお一層深みのあるキャラクターとなっている。特にレプリカントのリーダー、ロイ・バッティの最後の台詞は身震いする程カッコ良い。

最後のモノローグも印象的。人間とレプリカントの差異を考えさせる内容。これは、物語の根幹に関わる内容なので詳しくは触れない。他に、もう1つ印象的なのはデッカードが敵の女レプリカントと戦うシーン。股間に頭部をグイグイ押し付けられる。これは…どういう攻撃なんだろう…?
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