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ブレードランナーのtetsuのレビュー・感想・評価

ブレードランナー(1982年製作の映画)
4.1
※今回は、劇場公開版について書かせていただいています。

3.4年前に「...ファイナルカット版」を観て以来、二度目。
TSUTAYAで、ずっと借りられており、1週間ぐらい通い続けた結果、幸運にも3verが収録されたソフト「...クロニクル」を発見!
"ビデオの日*"キャンペーンで無料でレンタル!

*詳細は以下の"参考"にて

時は2019年。
レプリカントと言われる
人間そっくりなアンドロイドを処刑する使命を受けた特捜警察の"デッカード"
彼が、ある"レプリカント"と出会ったことで、その考えは揺らぎ始める...。

SF映画の金字塔と評される本作、
初めて鑑賞した際はウトウトしていたため(←SF映画ファンに対する冒涜。笑)、いまいちピンと来ませんでしたが、今回改めて鑑賞すると、ジワジワくるものがありました。

まず、アクション映画というより、しっかりと描かれた人物の描写。
(多分、幼かった数年前の自分は、そこで眠くなったのだと考えられる。笑)
正直、ストーリー自体はシンプルそのものの本作ですが、
捜査官"デッカード"とレプリカントの"バッティ"
対峙する二人には、
それぞれ愛するものがいて、
そこに種族の違いなどが関係あるのか、というテーマは、
僕の好きな平成2期ライダー2作
「仮面ライダー555」、「仮面ライダードライブ」で、
怪人が自分の存在に思い悩むというテーマにも通じており、この時代から、このテーマを描いていた事に感動しました!

また、
完成された世界観は、間違いなくこの作品の魅力の一つですが、
それが後に作られる数多くの日本のアニメーション映画にも影響を与えたというのも面白いところ。
それを逆輸入的に海外でリメイクした「ゴースト・イン・ザ・シェル」が奇しくも今年「ブレードランナー2049」と同じ年に公開されたことは、とても感慨深かったです。
そして、そこまで完成された世界観でありながら、回想シーンなどをいれず、セリフなどから観客に想像させる余地があったのが、本作が今も支持される理由の一つなのかなぁ、とも思いました!

ちなみに、
まるで「シャイニング」のOPの様な空撮で終わりを迎えるエンディング、本当にそっくりだなぁ、と思っていたら、実際に「シャイニング」のOPの別カットだったそうで...。笑笑
こんなに爽やかなラストだったっけ?と思いましたが、それはこの後、別バージョンを観た際に明らかになることに...。笑笑

というわけで、この後のレビューもお楽しみに。

突然のブレードランナー祭り開幕。笑笑

参考

キャンペーン|11月3日はビデオの日
http://www.videonohi.jp/hanken/index.html
(映画の半券を持っていくと、旧作が無料になるという、なんとも僕得なキャンペーン。笑笑)

【関連動画】『シャイニング』の空撮が流用された『ブレードランナー』の国際版 ...
http://kubrick.blog.jp/archives/52159589.html
(こちらが、そのエンディングについて書かれた記事。)


2021/6/6 追記
#シリーズ:フィリップ系アクション映画 を追加しました。
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