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ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!の10000lyfhのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロンドンから地方の小村に左遷されたエリート警官が、誰もが知り合いで警察業務も馴れ合いの村社会の水面下で進む、些細な目的のために住民の大半が関与する一連の殺人の真相を掴み、相棒と共に村を大掃除。クライムコメディでありバディ映画のパロティ/オマージュ。スタイル的にはタラとガイリッチー(彼がピンポイントで使う、事象の進行を短時間で表す超細かいカット割が、本作では頻出)の影響が強そうだが、よりコメディ寄り。この種の映画には、優れた脚本、演出、演技が必須と痛感する。村社会ドラマからミステリ、そして銃撃戦アクションへ、とムードが推移し、大局的にも細部にも意外性の連続で、飽きさせないストーリー。中規模バジェットの範疇だろうが、序盤で主人公の万能ぶりを示す、フェンシング/柔道/チェスそれぞれ 1, 2秒のカットなど、ピンポイントで贅沢な作り。細かいところでは、(表向き)お堅い組織に NWA(近隣監視同盟の意味で、マイナーながら実在するアクロニムのようだ)と名付けるセンス笑
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