しおえもんGoGo

コンタクトのしおえもんGoGoのネタバレレビュー・内容・結末

コンタクト(1997年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

プリズンブレイクのマホーン役ウィリアム・フィクナーが出ていることで鑑賞。
パッケージのイメージと”強い女ジョディ・フォスター”主演ということで、勝手にエイリアンとまではいかないけど、そういう系の話かと思っていたらとんでもない。めちゃくちゃ真面目で深い話だった。
どう感想を書けばいいのか迷う程に、いろんな思いがよぎるのだが、宗教と科学というともすれば対立構造にあると思われがちな二つの世界が、究極には融合するということが素人にもとても分かりやすく描かれているし、エリーの姿を見ていると信仰とは、信じるとはどういうことなのか、その一端が伝わってくる。

特に最後の査問会でのやり取りがそのまま乗組員選考会での会話とオーバーラップしているシーンは、ジョディフォスターの演技力もあって見ていて苦しくなる程だった。

ラストの録画時間が18時間あったというエピソードのおかげで、最後にキュッとエンタメっぽさも出してくれてとても満足。

それまで集中して見入っていただけに、突然の鏡餅とか、北海道警察?らしき人のヘルメットなど、日本人には面白すぎるアイテムがいきなり登場するので、めちゃくちゃツボってしまった。

また超お金持ちが見た目からしてベゾズ感があって、何かの予言?

あ、当初目的のウィリアム・フィクナー氏はものすごく良かったです。
プリズンブレイクのキレキレな捜査官とは打って変わって、知的で穏やかで、どこか小動物的ですらある盲目の博士が素敵だった。可愛い。
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