バナバナ

ウェディング・バンケットのバナバナのレビュー・感想・評価

ウェディング・バンケット(1993年製作の映画)
4.0
台湾からNYに移り住んで、アメリカの永住権も持っているウェイトンは、サイモンという白人男性のパートナーがいる。
そう、彼はゲイなのだ。
しかし、台湾の親から結婚しろと、やいのやいの言われ、しかも父親の具合が悪くなってきた事から、パートナーのサイモンの発案で大陸出身の中国人女性ウェイウェイと偽装結婚する事にするが…、というストーリー。

中国系結婚式の2次会の激しさにびっくりする。
あれが分かるのが早くないか?とは思ったが、ウェイウェイもガサツだけど悪い人じゃないし、サイモンなんかは、ウェイトンの為に中国語もペラペラだし、細かいところまで気が利くし、凄く良い人。
こういうのって、ただお互いの利害だけの関係だと無理だけど、関わっている人達が誠実だったら成り立つかも…の話ですね。

NY州で同性婚が正式に認められたのが2010年で、アメリカ全土では2015年なので、この作品が撮られた1993年だと、まだまだ先だったんですね。
でも、他の作品を観ると、体外受精で子供作っていたり、事実婚の人が増えたから法律もやっと後付けで認めたという事か…。
日本では、まだまだかかりそうですけどね。
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