たにたに

GIブルースのたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

GIブルース(1960年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

【狙った的は外さない】2022年159本目

主役エルヴィス・プレスリーは、アメリカ兵(G.I.)の砲撃担当。
戦闘機が何台も進軍し、ドカンドカンと目標を爆破する映像から始まる。

しかし、戦争映画ではない。
エルヴィス演じるタルサは、楽団員の1人でもあり、ボーカル兼ギターの爽やかな成年の様相をしている。

彼は、自分の音楽を披露する場を持つことを夢見ているが、金がない。
そんな折、ドイツのバーで働く、ガードの固い踊り子の女性を落とせるかの賭けに参加することになる。

酷い話だが、よくあるストーリーでもあり、遊びのつもりが本当に好きになっちゃうというお話。

本来ならここで彼女が"賭け"にされてることに気づいて修羅場を迎えるのが映画的ではあるが、バレはするものの、対して問題とならないという、平和オチ。

エルヴィスの主演映画は、"歌唱"がマストになり、その後も同じような映画が続くが、彼自身も役者であるのに音楽が求められることに何とも言えない感情を持っていただろう。

しかし、確かに見ていて楽しい。
ブルースの小気味良い音楽が心地よい。
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