たにたに

The Witch/魔女のたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

The Witch/魔女(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

2024年22本目

バイオレンス・サイキック・アクションということで、高クオリティのCG技術で、ハリウッドに劣らない見事な作品に仕上がっている。

続編がすでに公開済み、果たして何部作となるか。

純朴な少女(ジュヤン)はどこにでもいそうな平凡な女子高生。オーディション番組で一躍有名となり、そこで披露した特技によってある組織に追われる身となります。
ある組織とはジュヤンという人造人間(殺戮兵器)を生み出した研究所。幼少期に逃げ出した彼女をついに見つけたというわけだ。

空気の悪そうな陰影のある映像からノワール的な印象を醸しつつ、中盤からゴリゴリに血飛沫舞うエグいアクションが満載。
銃撃戦はもちろんだが、超能力によって手を使わずに相手の銃を奪い取り、銃口を相手に向けて引き金を引くシーンは自分の額もソワソワするほど緊張感がある。

ジュヤンと同じようにモルモット実験で作られた人間は他にもいるようで、今作でも登場するものの呆気なく倒されてしまう。
フェードアウトは残念ですが、今後ジュヤンと敵対できる相手が現れるのかという期待は高い。延命できる手段を獲得したジュヤンの目的はいったいどこへ向かうかも気になるところです。

純朴な少女の覚醒は単純に画力が強い。
超能力系ってどうしても非現実感が出てしまう難しいスタイルかと思いますが、ほぼ笑いなしで真面目な作品で好感度高い。

ジュヤンがしてやったりな顔をして覚醒した瞬間の絶望感と高揚感がたまらないです。
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