滝和也

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTの滝和也のレビュー・感想・評価

3.7
爆走!ワイスピ街道!3
Welcome To TOKYO〜!

ドリフト対決です!日本を舞台にするならやはりコレですね。今までの作品はあまり曲がることに関しては無頓着に描かれてましたからね。日本の複雑な道路事情を考えれば、1番リアルなラインはドリフトってことになります。ドリキンさん土屋圭市もカメオ出演してますね。

今度は青春映画になっちゃいましたね。しかも師匠がいて、いじめっ子にリベンジするベスト・キッドのレース版。噂通り、前のキャスト誰もいない…。ただこのシリーズの強い所は、マシンとカーアクションも主役だったこと!アクションとマシンの描写は2より上!ジャスティン・リンの力でしょうか。東京のド真ん中の渋谷でのカーチェイスはド迫力!東京の真ん中で車が、ブッ飛ぶのは西部警察以来か!

今回登場マシンはフェアレディZ、やはり日本のスポーツカーと言えばこちら、ドリフトキングでヤクザなライバル、タケシのマシン。さらにシルビアS15。主人公ショーンのマシンはご存知、羊の革を被った狼ランエボ。だけど今回の最高なマシンはRX-7ハン使用。テール部を見ないとわからないレベルの大改装。ドリフトを駆使したその走り、師匠ハンのクールなキャラと相まって、印象深い。

ラストはヒロインをかけての峠のドリフトバトルですが、マシンを失ったショーンが乗るのがマッスルカー、ムスタング改。エンジンはS15から移したものですが、これそもそも、スカイラインGT-Rのエンジンに変えられていた裏設定あり。そうでなければZには…。このマシンの下りは嫌いじゃないんですが、マッスルカーで峠は…?

今回、時代が変わり始め、日本車の新車でスポーツカータイプが少なくなり、日本でありながら、新規参戦はフェアレディZ33のみ。日本の車がガラパゴス化し始めた頃でしょう。今の若い方、車に興味ある方少ないですよね。日本のメーカーが箱みたいな車ばっかりになったので無理も無い…。つまらない訳です。

車の魅力のみで見ればやはり、これもワイスピですね。それに待望の奴がカメオ出演してますしね。これを見て若い方もスポーツカーに興味を持ってくれないかな。ここで一旦シリーズは仕切り直し。次でファミリーが集結ですね。滝さんの爆走は続きます!
滝和也

滝和也