ウォール街のやり手女性金融アナリストのウーピーが架空の男性パートナーの存在をでっち上げて、金融界でのしあがっていく話。奇想天外な発想やドタバタ加減といい90年代の王道コメディをいく感じで面白かった。

女性だから認められない……
女性だから成功できない……
"女性だから"って夢を諦めないと……

そんなのおかしいっ!!
だから、架空の男性を代表にして新しい事業を成功させようと努力するっ✨

運もあったかもしれないけど、秘書の理解と彼女の才能が世の中に大きな影響を及ぼす(*⃙⃘´꒳`*⃙⃘)✨

この時代のこうゆうテイストの作品が大好き✨子供の時も見たけど…面白さに気がつけなかった💦
改めて観たけど、面白い🎶
ウーピーゴールドバーグ大好き❤

ローレルはウォール街の大手信託会社で金融アナリストとして活躍していたが、同僚のフランクの策略にハマり昇進のチャンスを潰されてしまう。不当な男社会に愛想が尽き、退職してたった1人で投資会社を始めるがうまく行かない。女性であることが理由でパートナーが見つからない中、同じ会社で秘書をしていたサリーの助けを受けて大物投資家ファロンとのアポイントを取り付けるが...。

ウーピーの映画にハズレなし！「#timesup」運動の最中に本作を観ると、女性たちを取り巻く環境がいかに不当で厳しいものかがよく分かって、より最後の爽快感が最高！！不当なセクハラやパワハラを見かねて、自分の力で道を切り開いていくタフな女性ローレルをウーピーが熱演。ウーピーの演じる役って、だいたい頭が切れて底抜けに明るくてタフな役ばかりだから毎回勇気付けてもらえるんですよね。私は今の会社で別にこんな過酷な状況に置かれているわけではないのですが（笑）それでも心から共感して、女性なりに明日からまた仕事を頑張ろうと思えるきっかけをもらった気がします。

ローレルの名前だけではどうしても信頼を得られない為、彼女は架空の人物「ロバート・S・カティ」なる男性と連携して会社を運営しているという嘘をつきます。あまりにローレルが敏腕っぷりを発揮する為、会社はどんどん飛躍を遂げて、いつしかビジネス界の大物にカティは祭り上げられていくんですが、この部分にも皮肉がたっぷり。結局頑張ってもなお女性にはスポットライトが当たらず、男性ばかり美味しい思いをしてしまうわけです。しかも存在さえしない男に！
また、ビービー・ニュワース演じるファロンの秘書は、そんな男社会で生き抜く為に自分の体を道具にして生き残りを目指しますが、そんな彼女に対してもきっちり警鐘を鳴らすローレルの姿には、昨今のセクハラ問題に立ち向かう女性たちの姿が重なって印象的でした。

その為、カティを爆死させようとしたり、カティの扮装をして誤魔化したり必死に策略を練るローレルとサリーが本当に最高！賢いけどどこか抜けているサリー役をダイアン・ウィーストが好演しています。ローレルとのコンビネーション抜群！

長らくパートナーが見つからなかったローレルだからこそ、あのラストシーンはとにかく鳥肌もののカッコよさ。自分の信念を貫き通し、誰よりも努力したからこそ言える言葉に心が震えました。
頑張る女性皆さんにご覧いただきたい名作です！