のん

モテキののんのレビュー・感想・評価

モテキ(2011年製作の映画)
4.2
劇中にドロップキックのシーンがある映画は名作という法則があるが、本作でも真木よう子の見事な跳び蹴りが疲労される。


とはいえ真木よう子が主役ではなく、もうびっくりするくらいに全編長澤まさみの魅力が弾けた映画である。


その輝きっぷりはあの麻生久美子でさえ霞ませる(でもこの映画のベストシーンは麻生久美子が牛丼を頬張るところ)凄まじい魅力がある。


深夜ドラマのノリとサブカルの融合がテンポよく展開されていくキレのよさは大根監督の次作「バクマン。」に通ずる部分もあり、底ぬけに明るいポップな娯楽作品として珠玉の出来。


余談だが、この映画、最初は2時間45分もあったそうな。泣く泣く削ったシーンがソフトの特典で観られるが「ナタリーのおっぱい会議」など見所満載で楽しい。
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