オリジナル版はだいぶ前にTV放送で観ただけなので記憶違いあるかもしれない。
オリジナルと全く同じと聞いていたが、ハリウッドらしいニオイがだいぶつけてある。色恋ではなかったと思うんだが、そういう含みを感じるものになってた。プラトニックな感情に理解のないお国柄なんだろう。主人公もくたびれたサラリーマンて感じじゃなかったし、妻は主婦じゃないし、家族との距離感とかも欧米化されてた。
男がダンス、というのは欧米でもバカにされたりからかわれたりはあるあるなはずだけど、チークダンスみたいのとかロマンステンプレになってるお国だし、ある程度以上の層はたしなみ的に習得してそうに思えるので、妻の社会的地位のせいで意外性なくなってしまった気もする。日本ほど意外性ないのはわかってて作ってる感じはしたし、まあ概ねよかったかなと思う。
が、一箇所とても残念に思った記憶。
一切ネタバレ嫌な人は以下読まないほうがいいと思う。
アクシデント時、一応何とかパートナーをかばおうとするとこ重要なポイントだった記憶があるんだが、リメイク版にはそれがなかった。見落としたかな。ほぼオリジナル通りにやってきといて何でそこ抜かすんだよ、とガッカリした。リチャード・ギアはチャーミングだが、それで誤魔化されるとこでもないと思ったんだよなー。
あと竹中直人の、すげー姿勢よく歩いて直角に曲がるとこ好きだったんだが、なかったような記憶もある。
オリジナル版ヒロインは現実感のない浮世離れした雰囲気が肝だったように思ってたのだが、普通に実感ありまくりの肉感的な人間の美女で何か違うなーと思った。これならお色気ムンムンダンスシーン出すしかなくなるのもわかるし悪くはなかったけど。
オリジナル版は、日常に疲れた男が非現実的な儚げな美人を見かけ、実在してるのか確かめたい気持ちで飛び込んだように私は捉えてたので、妖精とかそういう類のものへの憧憬みたいな気持ちであって肉欲は存在してないものと受け取っていたのだった。
主演コンビのお色気ムンムンダンスシーンの曲、⛸🇺🇸マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ組だったかがエキシで使ってたような。