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ウルフズ・コールのtorakoaのレビュー・感想・評価

ウルフズ・コール(2019年製作の映画)
2.5
人が物語に求めるものは何かしらの気持ちよさだと思っているのだが、これは、うーん。
問題提起といった意味もあるのだとしたら、フランスの人達には考えさせられるところのある内容だろうと思う。大変やるせない気持ちになった。

フランス映画は、アメリカほど観客を飽きさせないようやたらに起伏つけようとしたり観客の反応を気にしてわかりやすさを重視したり強引なハッピーエンドに持ち込もうとしたりせず、そういうものでなくとも理解してもらえると観客を信用して作ってる気がしている。それが功を奏していることもあり、そうでないこともある、ということだろう。えええー、ちょっとフランスー、マジかよーって感じ。呆気にとられた。簡単なあらすじや予告等の事前情報から予想・期待したものとは違ったからガッカリした、というのも大きいのだが。あとロマンス要らなかった。不快でしかなかったよ……何でだフランスよ。

フランスこんな感じなんだなーというのが何となく知れたのは興味深かった。

ヴィゴ主演『涙するまで生きる』の人が出てた。何かどっかで観たような気はしたんだが、そうだったかー。
オマール・シーはチャーミングで好きだが、高い地位の役は何か違和感あるなー。
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