あまりの駄作にびっくりした。何でこの脚本でよしと思ったんだろうか。話も話運びも人物造形もぐだぐだ。茶番でしかない。誰が主人公なのか判然としない群像劇にしたかったのかもしれないが誰もが中途半端。不必要なものはあるのに必要なものが欠けている。話に引き込まれるはずもない。カタルシスがあるはずもない。セット、演出、カット割(というのか)、テンポ、どれもこれもセンスが良くなくて、かったるくつまらない。演技もよくない。艦が傾いた時等の身体表現による芝居が酷い。
潜水艦ものにハズレなしと云うことでレンタル版がないようなので購入してみたが、レンタルないのも頷ける。回転率悪そう。元取れなそう。人に勧めたくなるような要素が何もない。観るべきものが何もない。
字幕も微妙で、どういう意図の会話なのか掴みづらかったりする。吹替のがすんなり入ってはくるが、この脚本どうなのかなーという印象は拭えず。
この作品を楽しめるのは映画ファンレベルがよっぽど高い人だけなのではないか。