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泣かせるぜのtetsuのレビュー・感想・評価

泣かせるぜ(1965年製作の映画)
4.1
「第二回 神戸裕次郎映画祭」というイベントで、石原裕次郎作品初鑑賞!(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス」の直後に行くというね...。この大学生、振り幅おかしいだろっ。笑笑)

ちょっと待て。個人的な好みもあるが、これ、チャップリンより好きだぞ!笑笑
そんな映画。

物語は、過去の海難事故によって船長の座を失った石原裕次郎演じる男・響が、あるきっかけで保険金詐欺が仕組まれた怪船に乗り込み、黒い陰謀を暴く海洋ミステリーアクションラブストーリー!笑笑
(ジャンルを説明しようとしたらこうなりました。笑笑)

正直、昔の、しかも、邦画ということで全く期待はしていなかったのだが、意外や意外。これが中々の名作だった!(←失礼極まりない。笑笑)

昔の映画だと、話が長かったり、話が面白くないイメージがあったが、この映画はミステリー要素が強く、テンポが良いので、3分に一度は何らかの展開があり、飽きることのない映画だった!

この映画には、響の元恋人で浅丘ルリ子(この頃、なんと、25歳!!)演じる千加という人物がいるのだが、彼女と響の関係性が、まるで「カサブランカ」(最近の映画なら「LALALAND」)の様で、ラブストーリーとしてもしっかり完成されており、船が沈没するシーンの特撮も今観ても色あせないクオリティなので、娯楽作として相当な満足感を得られた!

また、作中の石原裕次郎がとても格好良い!
船長として、船員の事を思いやる姿は数年前の韓国船の船長にも見習って頂きたいし、裕次郎が裏切り者を暴くシーンでは、あまりにも華麗だったため、劇場内で拍手が起きていた程だった!

そういうわけで、たまたまチケットが当たり、参加したイベントで、しかも、機会がなければ、多分観なかったであろう映画が、思いの外良かったため、大きな拾い物をした気分になった!

是非、昔の邦画をあまり観ない、僕の様な若者などにも、「海猿」以上に観ていただきたい名作だった!笑笑

P.S
とはいえ、現在、DVDを借りるのは中々困難な状態らしく、もしTSUTAYAで取り寄せれなければ、裕次郎さんのDVDコレクションが出るそうなので、それを買うのがオススメです!(←結局、宣伝かよっ。笑笑)
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