たけちゃん

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師のたけちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
うちのパイはロンドンいち不味い。


ティム・バートン監督 2007年製作
主演ジョニー・デップ、アラン・リックマン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、1月14日は僕らの大好きなスネイプ先生ことアラン・リックマンの命日です。

バイオグラフィは昨年のレビュー「ギャラクシー・クエスト」で書きましたので、そちらに譲りますが、やっぱりレビューはあげたいのです( ˘ ˘ )ウンウン
スネイプ先生ですから「ハリー・ポッター」が相応しいのですが、別な計画があり、今日はティム・バートン監督作の「スウィーニー・トッド」を取り上げました。
なんと、ティム異色のミュージカル(ˆωˆ )フフフ…





さて、映画です。
オープニングからめっちゃ好き😆
ゴシックホラー大好きだからね( ˘ ˘ )ウンウン
しかも、そこはいつものティム・バートンテイスト。
ミュージカルらしさ皆無(笑)
これ、原作のミュージカルファンはどう思ったんだろうなぁ……。
おっ、歌い始めた!
やっぱりミュージカルだ(ˆωˆ )フフフ…

でも、ティム・バートンのミュージカルですからね。
当然、一筋縄では行きません。
元々今作は、今話題の「1917」サム・メンデスが監督だったのが降板となり、ティム・バートンに代わったもの。
オリジナルはトニー賞も受賞したミュージカルです。
サム・メンデスとティム・バートンが違いすぎて、なぜ、そう変わった?と思っちゃったヘヘッ(´∇`)
ティム・バートンは今作の映画化は学生時代からの夢だったようです。

今作、アカデミー賞では美術賞を、ゴールデン・グローブ賞では作品賞と主演男優賞を取っているんですよ。
音楽は全曲スティーブン・ソンドハイムによるもので、もちろん、オリジナルミュージカルからのもの。僕はオリジナルは知らないので比較は出来ませんが、ずい分と変更があるようですね。だって、ティム・バートンなんですから( ̄^ ̄ゞ

スティーブン・ソンドハイムは、前回レビューした「ウェスト・サイド物語」の歌詞も担当しているアメリカミュージカル界の重鎮だそうです。僕は全く詳しくなくて、今回、初めて知りました。レビューが続いたのも偶然です( ¯−¯ )フッ
「イントゥ・ザ・ウッズ」もこの方なんですが、映画はロブ・マーシャルよりもこちらの方が断然面白い。流石のティム・バートン。


映画のテーマは、実にティム・バートンらしい。
やっぱり虐げられた社会的弱者たちのお話。
ミュージカルは意外でしたが、テーマを知ってみると納得の選択だったようですね。

でもさぁ、理容院や美容院で顔剃ってもらうの、信頼関係で成り立ってるでしょ?こんなの観ちゃうと、もう、心穏やかに顔剃り頼めない(> <。)



あと、キャストが素晴らしいのよ( ˘ ˘ )ウンウン
まぁ、いつものティム・バートン・ファミリーとも言えるけど……。

主演のジョニー・白塗り・デップはもちろんのこと、ヘレナ・ボナム・カーターとサシャ・バロン・コーエンのレミゼ夫婦コンビ、そして、今日の主役アラン・リックマン。みんな素晴らしい!


主人公スウィーニー・トッドことベンジャミン・バーカー役のジョニー・デップは、歌も上手い。レ・ミゼラブルのヒュー・ジャックマンにも負けてません( ˘ ˘ )ウンウン。ただ、どちらも娘を思う父親ですが、善人ではありません……。

ヘレナ・ボナム・カーター演じるラヴェット夫人は、ロンドンいち不味いパイを作ってるパイ屋。
あれは食べられない・゚゚(>_<)゚゚・

アラン・リックマンはサイテーの役。
バーカーの妻を奪ったターピン判事。
今は娘を養女にし、結婚まで考えている。
この人の悪役はサイコーですね。

そうそう、ハリポタのスキャバーズ役で知られるティモシー・スポールも出ていましたよ。嬉しいなぁ(ˆωˆ )フフフ…
でも、わっるい役でした~( ¯−¯ )フッ

サシャ・バロン・コーエンは、どこで出てもサシャでした(笑)。なんですか?あの衣装⸜( ¯⌓¯ )⸝
スウィーニーの最初の犠牲者アドルフォ・ピレリ役。
でも、彼への哀れみはゼロ( ¯−¯ )フッ



ということで、アラン・リックマンを偲んでチョイスしたんですが、奇しくも「CATS」前哨戦のような異色ミュージカルでした。
よろしければ、どうぞ( •̀ω•́ )و✧