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恐怖省のkazu1961のレビュー・感想・評価

恐怖省(1944年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-666 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋フリッツ・ラングらしい独特の世界観。表現主義的スリラーとしての場面設定、精神病院や奇妙な夜間の婦人会バザーに交霊会などドイツ時代のラングらしいエッセンスが散りばめられたノワール調の名作スリラーです。

🖋ナチの手を逃れて、ドイツからアメリカへ亡命したフリッツ・ラング。そのラングがナチの暗躍を描いたスリラーだからこその面白さ!!主人公がたまたま立ち寄った慈善バザーでケーキが当たる、なんともユーモラスな展開でのオープニングからどんどんとナチの足音が聞こえてくる展開に魅力されます。ラングらしい光と影の演出も健在でやはりラングの世界観は魅力的です。

🖋主人公を演じたレイ・ミランドのエキセントリックな演技も見事。後のオスカー男優ならではですね!!

🤔Story:(参考:Amazon )
精神病院を退院したばかりの主人公・ニールが、たまたま立ち寄った慈善バザーで、占い師の予言に従いケーキの重量当てに参加したことから奇妙な事件に巻き込まれる。

🔸Database🔸
・邦題 :『恐怖省』
・原題 :『Ministry of Fear』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1944
・日本公開 : 1988/01/23
・上映時間 : 86分
・受賞 : ※※※
・監督 : フリッツ・ラング
・脚本 : シートン・I・ミラー
・原作 : グレアム・グリーン
・撮影 : ヘンリー・シャープ
・音楽 : ヴィクター・ヤング、ロージャ・ミクローシュ
・出演 : レイ・ミランド、マージョリー・レイノルズ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
1人の男が謎の秘密結社の陰謀に巻き込まれてゆく姿を描いたサスペンス。製作・脚本はセトン・I・ミラー、監督は「死刑執行人もまた死す」のフリッツ・ラング、原作はグレアム・グリーン、撮影はヘンリー・シャープ、美術はハンス・T・ドライエールとハル・ペレイラ、音楽はヴィクター・ヤングがそれぞれ担当。出演はレイ・ミランド、マージョリー・レイノルズほか。
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