長谷川真也

男はつらいよ 寅次郎相合い傘の長谷川真也のレビュー・感想・評価

5.0
1975年日本公開のヒューマンコメディ、寅さんシリーズ15作目。マドンナは浅丘ルリ子。リリー三部作の二作目。旅先は北海道。

リリーがとらやにやってきた。歓迎する面々だったが話を聞くと旦那と別れたらしく、長居もせずに直ぐに北の方に行くと言い旅へ出てしまった。
一方、寅さんは旅中で出会った家出会社員・兵頭という男と青森から北海道の方へ旅をしていた。居酒屋で二人で飲んでいると偶然リリーと再会する。

寅さんにハマったきっかけになった作品であり、個人的には不動のNo.1です‼️
寅さんシリーズ、いや人情喜劇の傑作であります。

今や伝説と呼ばれるメロン騒動、本当に伝説‼️真似して出来るもんじゃありません。
自分の分のメロンがないだけでキレる寅さん😅
はじめは謝るもあまりにメロン若きでキレる兄に逆ギレするさくら🥲
メロンを隠そうとしたことがバレる博😂
堪忍袋がキレてブチギレるおいちゃん😯
ついに泣き出すおばちゃん😢
ただただあどけない満男😌
トドメの一撃を喰らわすリリー😇
それぞれが役割をこなし無駄のない最高な7分間でありました😆

そして、寅さんとリリーの恋物語も最高でした。
名シーンと呼ばれる相合い傘のシーンももちろん良いですが、最後の間接プロポーズは観れば観るほど涙が増えていってます。
お互い気が強い旅人同士、不器用な二人の恋模様はなんと儚いことでしょうか。

地味に船越英二(船越英一郎の父)さん演じる兵頭さんの人の良さそうなお調子者な感じが良かったです。
さくらとリリーの関係も好きです。本当に義理の姉妹のような。

はじめの夢もいいです。海賊の世界が舞台て結構予算使ってんじゃなかろうか。ミスタータイガーって名前がまたウケる🤣。