理不尽な最低最悪な上司に悩まされる3人の男たちが、上司を排除するべく計画を企て、作戦を実行しようとする過激なブラックコメディ。
パワハラ、セクハラ、バカハラに悩まされる3人の男が自分のハラスメントについて悩みを打ち明けるが、それぞれ自分のハラスメントが一番大変だと思ってるから、話してもあまり共感されれないシーンは何となく分かる気がする。自分の悩みは同じ境遇で同じ経験をした人くらいしか分からないから理解されない場合が多いもんなー。
そんな事よりもこの映画のバカくらだらない下品さが面白くて好きだな。
特にカートの歯ブラシネタは印象強すぎて…
ニック、デール、カートの仲良し3人組がバカすぎるけど、それに引けを取らないクセの強い3人のハラスメント上司たちの存在感が凄い。
ケヴィン・スペイシーの実際にいそうな権力乱用パワハラ上司や、個人的には最高だと思うジェニファー・アニストンの仕事中誘惑してくる刺激的なセクハラ上司、コリン・ファレルのヤク中でハゲ頭は見ているだけで爆笑する。
顔がイケメンでもハゲるとやっぱりかっこよさが半減するのね！笑
Mother Fucker ジョーンズの冷静な顔でふざけたことばっかり言うのはたまらん。大物感強かったのにドンドンイメージダウンして、しょぼくなっていく様がたまらん。
バカすぎていつも予想とはかけ離れた意外な展開になっていくから良いし、脇役のキャスティング豪華過ぎて最高！
最後のオチはなんだかんだスカッと終わるし、エンドロールのNG集は皆仲良くて楽しそう。ギリギリを攻めたブラックジョークのパンチの強さがいい味を出してる。
タチの悪い上司がいる人や下品な笑いのツボが合う人にはハマる面白い一作だと思う。
