ホグワーツは
現実の
子供社会の縮図。
そして超絶飛び切りの
学校の怪談が
ハリーたちを襲う！
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」
大ヒットシリーズ第二弾。２年生となったハリー・ポッターは学校の伝説に立ち向かう…。里帰りしたハリーの前に現れる屋敷下僕のドビー。ホグワーツに戻らない様に忠告され、更に何者かの妨害に合いながらもロンの協力で魔法学校へと戻ったハリー。彼らの前に、石化する生徒事件が起こる。それは嘗て追放されたスリザリンが残した秘密の部屋の呪いが関係していた…。
過去の呪い、そしてマグルと魔法族、ハリーの過去、そしてトイレの花子さん(笑)。誰が犯人なのか、そして何故なのかと言うミステリー仕掛けのストーリーが交錯する第二弾。
マグルと魔法族純血の魔法使いの差別と対立から生まれる特権意識やイジメの構図。役に立たない先生、そして怒鳴り込んでくるモンスターペアレンツの様なPTA理事さんと、現実社会にもありがちな学校社会の縮図を描いてきます。児童文学だけに空想の様だが、実は身近にある設定が今風。それに立ち向かう親友たちとの絆が描かれているのは学園モノの正に王道。
意志のある空飛ぶ車に、石化能力のモンスター、人食い蜘蛛、不死鳥、ゴブリンとギミックも更に増え、ファンタジーテイストが増し、呪われた学園と言う学校の怪談もこれまた王道ですね(^^)
でも…フーダニット的なミステリーはちょっと弱いのかな。真相の謎解きは伏線を貼り良かったんだけど…誰が何の目的でという部分は、ちょっと弱いし、まぁもっと酷い目にあって欲しかった…(笑)
後…ドビーが嫌い…貧相で下出に出て来るアレは指輪物語の方でだいぶ懲りてますからね…。良い悪い抜きにキャラクターがウザくて嫌い…。オチもアレ程度では全く駄目、受け付けない…。
後、早くハリー・ポッターの叔父一家に天誅を…酷い目に合わせてくれ…。二作目にしてストレスがもう…２階から落ちる程度じゃ我慢ならん。後スリザリン寮の奴らにも天誅を…。どうも因果応報と言う部分が児童文学だけに無いんですよね…優しい(笑)
少し成長したハリー達はまだまだ可愛いし、お祖父ちゃん目線で応援しちゃうから、敵には酷い目にあって欲しくなっちゃう。感情移入は出来てる証拠ですね(笑)。役に立たないあの先生は充分だけど…(笑)
