なお

ハリー・ポッターと秘密の部屋のなおのレビュー・感想・評価

3.8
「ハリー・ポッター」シリーズ第2作。
前作『賢者の石』から約1年後、2002年11月に公開。
たった1年でこれだけのクオリティの続編を世に送り出すハリウッド、スゴすぎる。

✏️過去との戦い
個人的に『賢者の石』と同じくらいに思い出深く、印象深い作品。
小学生のころに何度か見たのかな、オチはもちろん物語のディテールまでを結構正確に覚えていた。

『賢者の石』でも述べたけれど、やっぱ何度見ても面白い!
王道の魔法ファンタジーをやりながら、魔法学校の2年生となったハリーたちの学園生活もしっかりと描く。

今回ハリーたちが対峙するのは、ハリーたちが生まれるよりずっと前のホグワーツ魔法学校で巻き起こった因縁。
学校のどこかにあるという「秘密の部屋」の謎、次々に石にされてしまう生徒たち…

ハリーが亡き両親から受け継いだ因縁と、魔法学校関係者たちに隠された過去と秘密の数々。
ここにマルフォイのお父上やドビー、嘆きのマートルなど個性豊かな新キャラクターたちも登場し、シンプルながら奥深い物語の演出に成功している。

「シリーズ作」としてファンを楽しませることも忘れておらず、ハリーの因縁の相手・ヴォルデモートは本作でも裏で事件の糸を引いていた。
姿こそ現さないまでも十分すぎる存在感を放ち、次作以降の期待を大いに高めてくれる。

☑️まとめ
(自分が寝不足ということもあったが)前作に比べ少しテンポが悪く感じる時間帯もあれど、総合的には大満足の作品。

ところで本作に登場した不死鳥の涙、外傷だけじゃなくて人間のあらゆる病とか体の負傷に有効なんだろうか。今年の初めあたりから膝が痛くて痛くて…
もし外傷以外にも効力があるならば、ぜひともあの涙でこの膝の疼きを癒してほしい。

<作品スコア>
😂笑 い:★★★★☆
😲驚 き:★★★★☆
🥲感 動:★★★★☆
📖物 語:★★★★☆
🏃‍♂️テンポ:★★★☆☆

🎬2024年鑑賞数:11(4)
※カッコ内は劇場鑑賞数
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