第二艦隊には
あの男が…。
そうか…。キルヒアイス。
ヤン・ウェンリーか。
激突!アスターテ星域海戦!
金髪碧眼のラインハルトと
急遽同盟軍第二艦隊司令と
なった、ヤンが激突する!
「銀河英雄伝説 遥かなる戦いの序曲」
OVAの第一巻、第一話・第二話をリメイクした銀河英雄伝説映画版第三作。この長大な叙事詩の導入を描いた入門編ですね。前回この前を描く我が征くは星の大海をレビューしてますので、併せてご覧頂ければ幸いです(^^)
数々の武勲を立てたラインハルトは、姉アンネローゼを寵愛する皇帝からローエングラム家伯爵として任ぜられ、大将となり、艦隊を預かる。だがそれをよく思わない門閥貴族らはテストとして艦隊による同盟軍領への侵攻を命ずる。中立地帯から情報をリークした上で…。相克、同盟軍は倍する数の艦隊を差し向ける。未だ艦隊幕僚の地位であるヤン准将と共に…。
ラインハルトとヤン、二人の天才による壮絶なる戦いを中心に自由主義、帝国主義の争いを見事な歴史浪漫として描く銀河英雄伝説。この作品を見ると必ずや、そのキャラ達の生き様、行く末を見たくなる作品です。
原作の魅力を如何なく描く、この作品は数々の魅力的なキャラが登場してきます。金髪の小僧と呼ばるラインハルト、エルファシルの英雄ヤンの元に集まる魅力ある人物たち。中でもこの作品を動かす理由となるラインハルトの盟友である赤毛のキルヒアイスが好きです。今週藤崎竜が書く漫画版がヤンジャンにてあの名場面が再現されてまして、思わず借りてきてしまった次第。
宇宙をおとりください…ラインハルト様
(T_T)(T_T)(T_T)です。勿論今作では存命で見事なコンビを魅せますから。
またアスターテがラインハルトとヤンの司令官としての初対決となり、宿敵として認め合う始まりでした。まぁこの後もヤンは不利な展開ばかりなので気の毒なんですが…。戦争とは戦略ありきであり、現場の戦術のみにあらずと言うことがわかりやすく描かれていきますが、今作はラインハルトやヤンが不利な戦術展開でも打開する天才である証明でもあります。その力を魅せる事で物語へ引き込む大事な冒頭部分なんですよねり
またヤン側のもう一人の重要人物ラップと恋人ジェシカの悲劇を通して、この銀河英雄伝説がただの英雄伝ではない、現実に向けたリアリティのある戦争もの、ヒューマンドラマであることも描かれています。
長大な巻数を誇る名作です。これを見てしまうと必ず、この作品見ざる得なくなります(笑)私もそうでした。お気をつけを!