再開発のために強引な立ち退きを迫られていたアパートの住人達のもとに、ある夜、空からUFOのような機械生命体が現れ、地上げ屋の攻撃に途方に暮れていたアパートの住人を守る話。
「そういやぁ大昔に観たあの映画、いい映画だったよなぁ…」とたまたま思い出していた時にBSで放送されたので鑑賞。
やっぱり素敵な映画でした。
まぁいろいろご都合主義的な部分もあるけれど、こういう映画はいいんです。
おとぎ話なんです。
35年以上前の映画なんで技術は古いけど、UFOそのものが宇宙人で主食がコンセントからの電気、スクラップから物を生み出し、壊れた物も再生出来る!
更には子供まで生んでしまう!!というアイデア。
そしてUFOそのものなのに、表情があって一つひとつの動作に感情が見て取れる!!!
回想シーンなんて無いのに、店の写真だけでヒューム・クローニンとジェシカ・タンディ夫妻のこれ迄の人生を沁みるように見せる演出。
さすが製作総指揮スティーブン・スピルバーグ。
いろいろなところでニンマリ、そしてあちこちでホッコリできる映画です。
こういうおとぎ話みたいな映画、最近少なくなっちゃったよね。
変な理屈ばっかり並べて辻褄を合わせようってな感じのばかりでさ。
いいじゃないの!
世の中理屈じゃ説明できない事なんか山ほどあるんだから。