TakashiM

グリーンマイルのTakashiMのネタバレレビュー・内容・結末

グリーンマイル(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

看守と囚人の濃いめのヒューマン・ドラマかと思って観賞しだしたのだが、中盤からいきなりのファンタジー展開。
なんやこれ?!スティーブン・キングぽいけど、飛びすぎやんけ。。
と思って少々テンション降下気味で観ていたのだが、、
優しい優しい世界にグイグイ引き込まれてしまいました。

コーヒーさんの、虫も殺さぬような優しくて美しい眼差し、話し方。
活動写真に見入っている時の、まるで子供のような背中。
でかい黒人のオッサンのくせに、純粋で可愛らしい表情。ぶっちゃけ、コーヒーさんの存在感と引力は、半端なかった。

最後のグリーンマイルを歩くシーン。
ボスと腕を組んでネズミーランドの話をしているとき、ボスの心は読めていたのだろうね。でもそれに気づかないフリをしていたんだよね。。
そんで逆に、トムおじさんもその優しさが、わかってたんだよな。絶対。

最後の最後のシーン。
トムさん曰く、愛した人たち全員が先に死んじゃう人生。それ自体が贖いである、とのこと。
いやいやそんなこたあないでしょ。人生は生き方。新たな人との出会い、新しい出来事への挑戦。そんなの生きてこそなのだから!どんどん愛して生きましょうよー。
今の自分の年齢では、とてもとても死について語るレベルではないが、長生きしてジジイになっても、刺激を感じ続けたいもんです(^o^)
TakashiM

TakashiM