障害者でもSEXをさせろ！というタブーに挑んだブラック・ユーモアたっぷりなフランス映画で、『息子のまなざし』の怪優オリヴィエ・グルメが不遜なのに愛おしい身体障害者役で出ている。

監督はジャン＝ピエール・シナピという人で、イタリア系の匂いを感じさせるワチャワチャぶりが破天荒なタッチで良かった。

ホーキング青山も絶賛した「障害者への差別意識を逆手に取った挑発的作品」という雰囲気も受け取れる、コメディタッチの実話系ドラマである。知名度は低いがなかなか見もので爽快そのものだった。

浜松から名古屋へ遠征してシネマスコーレで見た。

障碍者の性の問題についてこんなふうに赤裸々に描いているのを見たのは本作が初めてだった。しかもコメディ。オリヴィエ・グルメの名演の1本(筋ジストロフィーと糖尿病患者で性格悪いルネ役)

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