なんと気の抜けたタイムトラベル物なんだろう。バカな大学生ノリで最後まで描ききられていることに感動する。
身構えずに観れるのがありがたい。
学生1人1人の個性が浮き立っていて、特にムロツヨシ演じる石松が好きだった。「ギンギンを2つ並べようと思って」がウザすぎる（笑）
昨日と今日（少しイレギュラーもあるけれど）を主軸に、コンパクトにストーリーが展開されていくので、規模は小さいけどそれがまた良い。
…と、コメディ寄りを褒めたけれど、伏線も細かく配置されていたりと、本格的なタイムトラベル物感もしっかりあるという、笑えて一石二鳥な作品だった。
ところで、タイムトラベル物になると「卵が先か鶏が先か」っていう話になるんだけど、この映画でそれはナンセンスだろうか。
