む

アントマン&ワスプ:クアントマニアのむのレビュー・感想・評価

2.9
待望の征服者カーンの登場と、フェーズ5の幕開け!
正直、予告の段階でストーリーにはあまり期待してませんでしたが、やっぱりストーリーはイマイチに感じました。

VFXを使いまくって映像の質は高いけれど、中身のレベル的にはダーク・ワールドに近いなぁといった印象。
アントマンが、カーンを登場させるためだけの噛ませ作品になってしまっている感は否めません。


特に残念だったのが、アントマン特有のバトルシーンが魅力ゼロになっていたこと。
現実世界で小さくなることで、普段見ている物が全く別の見え方になるのが楽しみの一つだと思っているけれど、量子世界が舞台ということで、そんな楽しみはゼロでした。

これはアントマン作品大好きな人達からしたら、不満爆発だったろうなぁと頷けます。


とは言え、カーンのキャラデザと魅力はたっぷり味わえたのは良かった!
あんの青と緑のスーツかっこいい…しかもウジャウジャ居るっていう、他では見た事ない特徴を持ったラスボスなのもワクワクします。

カーンを演じているジョナサン・メジャースが裁判沙汰になっていて、続投も怪しいですが、彼が演じているカーンを好きになったので、ぜひ最後まで演じてほしいですが…
ハリウッドのストライキや長時間労働など、MCUを取り巻く色々に不破が生じてますが、必ず良いラストへと持っていってくれることを願っています。
む