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オーシャンズ11のSUIのネタバレレビュー・内容・結末

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

テンポはいい。
下準備の段階では何が起きているのかいまいちわからりづらいんだけど、仕事を始めてからそのテンポの良さが効果的な演出になっている。

一方、肝心なストーリー、というかストーリーを構築するそれぞれのシークエンスはというと…。
うまくアンディー・ガルシア(ベネディクト)をやり込めて仕事を成功させた後もいまいち爽快感は得られないし、最終的に元嫁のジュリア・ロバーツ(テス)がジョージ・クルーニー(オーシャン)の元へ戻るくだりは釈然としない。
だって戻る理由がないじゃん。
アメリカ人ってそんなに単純なの? バカなの?
テスが峰不二子ばりの悪女で金のにおいにつられてホイホイ男を乗り換えるキャラだというならわかるけど、これまでそんな一面は露ほども見せていない。

というように褒めるべきは前述したテンポのみ。
一生懸命スタイリッシュに見せようと頑張ってるけど、その必死さが透けて見えるよう。
正直センスがないなあと興ざめしてしまう。
まぁその辺は感性の問題なので、単に自分とは合わなかったというだけなのだろう。

十数年前に今作品を一度見てその時はあまり好きじゃ無いなぁと思ったけど、もしかしたらと思って今回見直してみた。
どうやら最初に抱いた印象は間違いではなかったようだ。
やはり好きじゃ無い。
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