shino

アーティストのshinoのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
3.4
"新鮮さを求める大衆こそ常に正しいー"

椅子は動くし風は吹く、画面は飛び出すし水しぶきも舞う\(^^)/そんな映画館に足を運ぶ、いまの私たち。
色も無ければ、声もない…!サイレント映画初鑑賞の私にとっては、なかなかに新鮮な1本でした!

無声映画の大スター、ジョージ・ヴァレンタインはトーキー時代の到来に反発し、映画界のはみ出し者に…
ジョージに憧れを抱いていた駆け出し女優のペピー・ミラーは、彼の転落と反比例に大ブレイクを果たすが…

たまにセリフをテロップで出してくれるものの、あとは全部想像の世界…!
ストーリーが分かりやすくて内容の理解には苦しまなかったものの、やはり現代の難解で先が読めない脚本や、心震えるCG技術に目が肥えてしまっていたのか…途中少し眠くなってしまった(´・ω・`)

過去のスターになっていくジョージを観ているのは結構辛かったな…いつもめまぐるしく変化していく大衆のニーズ…
映画に対しても、"故きを温ねて新しきを知る"の姿勢を持っていたいな〜と思わせてくれる作品でした!
もう少し、昔の名作をあさって色々観てみたい!

ジョージの優しい微笑み、ペピーの弾ける笑顔と最後のペアダンスにほっこり\(^^)/
そしてなんと言っても飼い犬君の演技力にはたまげた!彼にアカデミー主演わん優賞♡笑
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