shino

ラブ・アゲインのshinoのレビュー・感想・評価

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)
4.0
"フォトショで修正済(  Д ) ゚ ゚?"

25年以上夫婦として歩んだ妻から、突然離婚を切り出された冴えないオジサンが主人公のラブコメ!オジサンでもちゃーんと王道ラブコメ!

熟年夫婦のスティーブ・カレル×ジュリアン・ムーアの組み合わせがなんとも素敵なんですが、どうしてもラ・ラ・ランドのゴズリング×エマ・ストーンのカップルがフューチャーされてしまいますよね。
まさしくラ・ラ・ランドみたいなシーンがいっぱいあって、もう一度感動がよみがえってしまう…!

今回は完全にチャラゴズリング。バーでひとりやさぐれる主人公キャルを目にかけ、「オジサン再起のプロデュース作戦!」を提案するモテ男のジェイコブ役。もう、腹筋がダイナミックすぎて。そこで洗濯できるでしょ。洗濯板やん。

高校生で結婚して妻一筋だったキャルが、モテ男の手でスマートな着こなしと身のこなしを手に入れて、初めてのナンパ。微笑ましいけど、世界は狭いのでほんと要注意ですね。笑

お庭で登場人物ほぼ全員がクランクインするハチャメチャシーンは、最近で言うと韓国映画の「パラサイト」のラストくらいの迫力です。お腹抱えるほど楽しくて、ありがとうございますとお礼を言いたい。特にちょい役のケヴィン・ベーコンに。笑

夫婦や親子の、複雑だけどいとおしい関係。オジサンの華麗な変身とチャラ男の更正。初恋の甘酸っぱさと、痛みをもバネに成長する子どもたち。良く読みとくとめちゃくちゃ王道が詰まってるんですよね。ある意味シンデレラストーリーです(オジサンの)
登場人物ひとりひとりにちゃんとライトが当てられていて(ケヴィン・ベーコン以外ww)、ラブコメの枠を越えたとっても素敵なストーリーです。

見た目イケイケなスティーブ・カレルもかっこよかったけど、だぶだぶオジサンバージョンでも充分好きだな。見た目なんかより、結局は精神論なのかなぁと思ってしまいました。
一方でチャラゴズリング。あそこまでの人が"魂の伴侶"を得て真面目になるかね…?それでも相手がエマだとなんだか信じたくなってしまいますね。

ケヴィン・ベーコンの役に幸あれ…
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