"どうしても、食べたい🍕"
南インドの都市チェンナイ。スラム街で健やかに暮らす兄弟が、初めて見る「ピザ」にとりつかれた?!
ある日僕たちの住む町に、海外のピザショップがやってきた…!スラムにたまたま迷い込んだ配達員に運ばれたピザのあま~い香りに、瞳はキラキラ、よだれが止まらない兄弟。
「自分たちの力で絶対食べてやるんだ!」と意気込んで奮闘するもピザ1枚は1ヶ月の生活費より高かった🍕!?
最近では、ネットだったりを駆使すればたいていの物にありつける日本。
「食べたことない…!」ってものもゲテモノくらいで、世界のおいしいものなら大体知っているし、食べなくても何となく味のイメージが湧く私たち。
そんな私たちに、幼い頃の初めて見る食べ物との出会い、みたいなものを思い返させてくれるのがこの映画!
まさしく無我夢中とはこのこと。「食べてみたい!」という興味から、そこを目がけて一直線!な兄弟がなんともかわいらしいし、なんだかうらやましさすら覚える。
孫のためにピザのチラシを見ながら一生懸命なんちゃってピザを作ってみるおばあちゃん、かわいい。たくましく働く子ども想いな美しいお母さんと、ちょいちょい出てくる刑務所入ってるおとんは一体何したん。笑
サクッと見れる短編でありながら、インドの社会問題にも絶妙に切り込んでいる
のがポイント。
それでいてスラムを悲観的に描きすぎていないところもすごく好感が持てました。
地べたに家族みんなで寝る。お風呂はその辺で水浴び。基本裸足。携帯やテレビは結構普及されているところもなんとなくアフリカの村を思い出す。やはりインフラよりも電波が先よね。
ずるい大人たちに惑わされずに、子どもたちには自分の五感で判断できる力をつけて、強く強く生きていって欲しい。
お金がない=かわいそうではけっしてないし、あの兄弟にはきっとたくさんの富がある。
カラスの卵って…おいしいのかな?
私も食べたことないものに興味が湧きました(*^^*)笑
あと、な、なななんと!インド映画なのに、みんな…踊りません!!どひゃーん。