角川祭①【薬師丸ひろ子編】
大林宣彦監督追悼上映で鑑賞。
再見だけど、映画館で観たら跳ねました!
高音質で聴く劇伴やユーミン効果もあったんじゃないかな?「守ってあげたい」のメロディが荒んだ俺の琴線に刺さりまくるんよ…
時代。
木造校舎、ローラースケート、瓶底眼鏡、マッチ(近藤真彦)、そして、やたらとアピールしてくるカルピス。
クラス委員選抜選挙で、ガリ勉有川くんに票が入った時はシーン…となり、ゆかの時は拍手喝采!になるの、最早いじめやろ笑
しかもそれをメインキャラが先導して許されてるのも時代だね笑
部活勧誘シーンで急にミュージカルになるのは草。
ほんの少しだけど、真顔でキレキレのダンスを踊る薬師丸ひろ子が最高。
当時、直前に「ネタドラ」という番組でかまいたちのブルマネタを見てたから、運動部が当たり前のように履いて出てきたときは何だか笑っちゃった笑
ひろ子演じる由香の暮らす三田村家の作りが、まんま『HOUSE』やん!と思って見てたら、由香の部屋にさり気なく『HOUSE』のLDがあってまた草。
超能力を使う度、登場人物の周りに原色の漫画演出が施されたり、逆に左右がモノクロになり中央にフォーカスするような画面になる演出はさすが大林監督。
終始薄暗かったり、夕焼けだけ発色強めの絵になる空模様も濃ゆい。
その作家性が爆発するクライマックスはカオスだけど、この感覚は『2001年宇宙の旅』に通ずる気がする!笑
峯岸徹「私は宇宙だ!」
他にも、剣道の試合における体育館、病院、袖の取れたボタンの、奥行きを強調した映像が印象的。
少年少女にある自由で無限の可能性を表してるのかな?と思ったり。特にボタンの伏線は心地良くて好き。
ちなみに、関くんの部屋にBlack Sabbath「Live At Last」のポスターが!
でも、日本でのSabbath人気って全盛期でもそんなに無かったはずだけど…
まさか俺向けか!?サブリミナル的なやつで、実はおれが「ねらわれて」いるのか!?
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