酷暑の中、小さな出来事の積み重ねから暴動に至るまでを描いた映画
バギン・アウトの言いがかりに近い主張など、個々の主張に正当性があるとは正直思えませんでしたし、do the right thingだったのかはかなり疑問符がつきます
しかし、それが合理的でなかったとしても、何らかの閾値を超えてしまった時の暴発っていうのは起こるべくして起こってしまうことなのかもしれません
こういう人種差別ものは被差別側に立った視点のものが多いのは当然でしょうが、最後のキング牧師とマルコムXの演説からの引用で、この映画はどちらともしっかりバランスをとった印象があります
この映画ではPEのfight the powerが何度もかかりますが、そのための手段は情動であるより、何より知性に基づくものであってほしいなぁと個人的には思ったりします