うどん

ミセス・ダウトのうどんのレビュー・感想・評価

ミセス・ダウト(1993年製作の映画)
4.0
クリップ消化です。

こんなに笑えてほっこりするとは…。

ロビン・ウィリアムズさんといえば、「ジュマンジ」でのコメディ感・面白さ、「いまを生きる」での"生"に対しての向き合い方・悲しみ、などなど笑いと涙を自然に与えることのできる名優のイメージ。
ただ、彼の作品を私が見たのは小中学生くらいが最後だったので、かなり久しぶり。なので、30年も前のコメディである今作、ちゃんと楽しめるかな?と勝手に不安を抱いていた。

が!!彼の笑顔を見て声を聞くだけで、あっという間にとろけちゃいました。この優しげで、ときに悲しさ・切なさのこもる眼差し、自在変幻の声の演技が、この俳優さんのチャームポイントなのを思い出しました。
家政婦になりすます姿がとっても面白くて、特殊メイクばっちりなのに、目の演技と声色だけでこうも笑わせてくるか!というくらい楽しかった。様々なドタバタにも声を上げて笑った。大げさな動きも、ちょっとした表情や声の変化も、演じ方が本当にすごい。

離婚によって、離れ離れになった子供たちに会いたいがために引き起こるアレコレ、"家族"を取り戻そうともがいて画策して、その中で多くを発見して変わっていく主人公が、とても魅力的だった。
作品終盤では、うるっときました。ラストの締めくくりの言葉が素敵だったな。

鑑賞前に、不安になっちゃってごめんなさい!"家族"のあり方を考える素敵な作品でした!!
ロバート・ウィリアムズさんは"優しい笑いと涙"を与えるのが本当に上手で、その名優っぷりを改めて感じる良作。
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