滝和也

ザ・シューター/極大射程の滝和也のレビュー・感想・評価

ザ・シューター/極大射程(2007年製作の映画)
3.7
長距離射撃
元米国海兵隊スナイパー
に仕掛けられた罠

要人射殺犯とされた
彼は追手を躱しながら
反撃に転じる!
アントワン・フークワ監督作

「ザ・シューター/極大射程 」

骨太の男の戦いを描かせたら、右に出るもののない(言い過ぎか?)アントワン・フークワ監督と軍人さんやプロを演じる事を得意とするマーク・ウォルバーグ主演によるサスペンスアクション。見事に融合していて、安定の面白さに仕上がってます(^^)

相棒の死により退役したスワガー軍曹だったが、その長距離狙撃の腕を買われ、ジョンソン大佐を中心とする政府機関の大統領警備に力を貸す。だが…それは罠だった。大統領の横にいたアフリカの要人射殺犯にされた彼は傷を追い逃走…。嘗ての相棒の家に逃げ込み…

マーク=スワガーのプロフェッショナルぶりが素晴らしく、後のデンゼルのイコライザーへと繋がる様な感じ。スナイパーのみに特化しているわけでなく、海兵隊の強みを活かした万能強者(笑)更にここにマイケル・ペーニャの新米FBI捜査官が味方になり、中盤の山であるコテージ襲撃がかなり盛り上がる。もはやランボーか(笑)

スナイパーとしてのカッコ良さは雪原の対決で出てますが、やや終盤まどろっこしい部分があり、またやりっぱなし気味ですが、スカッとは間違いなくします。確かに…そこまでしないと同僚の嫁サラ=ケイト・マーラが納得しないかなと言う部分を暗に感じさせますからね。

ダニー・グローバーが悪役なのですが、どうしてもリーサル・ウェポンの良きパパ刑事のイメージが邪魔してしまい、ミスキャストに見えるのは致し方ないか。リーサル・ウェポン見てないなら問題はないんですけどね(^^)

イコライザーやエンドオブ…が好きな方ならこれは好きでしょう。ある意味試作品としての価値はありますからね。
滝和也

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