不幸な生い立ちでチンピラなアンディラウと、お嬢様のン・シンリンの身分違いの恋物語。
最初は、なんじゃ?と思うんだけれど、物語が進むにつれ、だんだん2人の純粋な気持ちに応援したくなります。短いキラキラした2人の青春がその後の悲劇がより切なくなってきます。
特に劇中に流れるBeyondの曲含め音楽がいいんですよね。
ジョジョを助け、2人がバイクに乗っている時に流れる「灰色軌跡」はその後、アンディ演じるワァディの生い立ちがわかるような描写(母親がホステスをしながら育てていたけれど飛び降り自殺した、ホステス仲間に育てられこの日は母の命日だった)がさらに切なくて…
しかし、いつ見てもアンディの死に方は壮絶ですなぁ~。
死ぬことがわかっていてもやくざに勝つはずのない戦いに挑んで、でもジョジョのために生きようとするワァディの姿が痛々しい。
特に最後、どんだけいたぶられるんやというくらいやられて、死んでいく姿、ン・マンタが相手と包丁を刺しまくるシーンは若干笑えるけれど、痛さが生々しかった。
アンディのピクピク死はいつ見てもやるなぁ~。