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ミニヴァー夫人のmichiのレビュー・感想・評価

ミニヴァー夫人(1942年製作の映画)
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戦時下だもの、プロパガンダ映画なのは当然あり得る。それでも、ウィリアム・ワイラーの描く幸せは本当に幸せ。言葉が悪かったことを素直に認め、二人の距離がどんどん縮まるダンスパーティーは幸せだねー。
展示会で負けを認めた老婦人と結果に驚く駅長、喜ぶ聴衆…戦時下の幸せな一瞬。
だからこそ、最後の展開は悲しみが増す。ヴィンが死ぬかもしれない不安は本人も家族もみんな持っていた感じだけど、まさかの結末で…。
キャロルに久しぶりに会えて、夫人越しにヴィンのニヤニヤが止まらないミサと、独りになった夫人に寄り添う最後のミサの対比が悲しい。

ミニヴァー夫人は本当に美しい。バラに名付けたくなる。冒頭の帽子はハイセンスすぎて「?」だったけれど、悩んで買った高級帽子は素敵だったなー。
テレサ・ライトはかわいい!
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