タスマニア

2001年宇宙の旅のタスマニアのレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
2.0
2021年51本目。

むむむ、分からん!笑
気持ちのいい難解さという感じではなかったので、率直に受け入れられなかった感覚。
「スタンリー・キューブリックだから」「みんなが名作というから」と自分に言い訳して称賛することは決してできなかった。

ただ、後続の宇宙をテーマとして SF 映画のシーケンスに確実に影響を与えていることは素直にすごいと思った。
1960年台の時点でここまでの未来を想像していたことや、その想像を映像表現にできたこと。
その意義が評価される所以なのか?
ハルという AI が自我を持つ展開も今でこそありふれた設定だが、SF の常識ではこの時点で何手も先をいっていたんだなとは思う。

終盤の宇宙の活動が広がるシーンとか、もう何が何だかだった笑
宇宙の果てしない先に辿り着いた結果、我々の日常の近い風景にたどり着く展開はなんか既視感あるなと思ったら、「シン・エヴァ」のゴルゴダオブジェクトだったり、「インターステラー」の5次元世界だったり、やっぱり影響与えているのかな。
最後の謎の胎児みたいなやつなんか、エヴァンゲリオンイマジナリーっぽかったし笑

といった感じに、いろいろ感じるところはあったものの
あくまでも "映画史の勉強" という位置付けでの挑戦にしかならなかった。
自分は現代に生きていて、現代の価値観で映画を好きになっているので、それは自然なことかなって納得してみた。
ヒッチコックとかも手を出しても同じことになるのかなぁ。
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