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2001年宇宙の旅のkazu1961のレビュー・感想・評価

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)
4.2
「2001年宇宙の旅」
原題「2001: A Space Odyssey」
1968/4/11公開 アメリカ作品 2017-184
TSUTAYA CINEMA Handbook 2016
1960年代以前ランキング36位 再鑑賞

間違いなく映画史を代表する普及の名作SFです。しかしながら台詞や説明を極力省き、視覚表現で観客の意識に訴えるという極めて斬新な作風と「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」をはじめとするクラシック音楽のBGMが毎度の鑑賞で眠気を誘ってしまいます(笑)。
あと今で言うAI、HALの赤い光(瞳)が印象にのこります(怖)。
解釈と好みによりますが、50年も前に「21世紀の宇宙旅行を極めて精緻に描き出す」ことを目指したこと、映像のクオリティーや「人類の進化と地球外生命の関係」という哲学的なテーマを賞賛する声の一方、抽象的な内容や非常に難解な結末を批判する意見も多くあり賛否両論あるのも頷ける名作です。

参考までに小説では「やがて人々が精霊と呼んだものに至るかもしれない。 そして、そのまた向こうに何かあるとすれば、その名は神のほかにあるまい。」とまで踏み込んでいます。

スタンリー・キューブリック監督と原作者アーサ・C・クラークによる、映画史を代表する不朽の名作SF。極端に少ない台詞や固定した長回しのカメラワーク、「ツァラトゥストラはかく語りき」「美しく青きドナウ」をはじめとするクラシック音楽の使用などが斬新で印象的。撮影時に開発された新技術と、科学的裏付けの追求により人工知能HALの暴走がリアルに描かれている。第42回アカデミー特殊視覚効果賞受賞。
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