初見時は正直面白くなかった。
「荒野の用心棒」を見た直後だったので、ストーリーが全く同じで、いかに出し抜くか、策略を練るかの見所が全く楽しめなかったというのが正しいかも。
(正確にはあっちが盗作で訴えられて負けてましたが)
改めてBDで見て、やっぱり大セットと吹き荒れる風という、黒澤節炸裂の、重厚かつエンターテイメントとしても一級の娯楽大作だった。
あと、仲代達矢は「椿三十郎」の時の敵役よりこっちの方がいい!
でも、やっぱりオチにいたるストーリー展開が楽しめないんだなあ。
「荒野の用心棒」も大好きな作品だけに複雑だが、この功罪は大きい。
あと、今回は「椿三十郎」とセットのクライテリオン版BDでの視聴だったが、映像のクオリティはもちろん、音声もクリアになっている印象で大満足。
☆☆☆★