ふたば三十郎

燃えよデブゴン/TOKYO MISSIONのふたば三十郎のレビュー・感想・評価

3.0
最初は『シティーハンター』なみに笑えるかと思ったけど、日本に着いたら『マンハント』だった…

刑事が護送先の日本で犯人に逃げられて歌舞伎町を舞台に捜査するって展開は『ブラックレイン』の草案まんま。

あっちは歌舞伎町ロケが無理って事で舞台が大阪になったわけだが、時代は移ってもやっぱりロケは難しかったのか、中華風セットの歌舞伎町と築地でドニー・イェン大暴れ絵巻。

クライマックスの東京タワーもCGとセットだけど、むしろそこより微妙に滑ってるお笑いシーンが気になった。

またドニー・イェンが太っても最強なのは観る前から分かってるわけで、実際めっちゃ動けるのは凄いけど、アクションがストレートすぎてデブならではの利点とかウィークポイントとか捻りがないのが残念。

結構CGやスタント使ってるのも分かる作品なんで、どうせならもっと振り切ったコメディでもよかったのでは?

新年初笑いにはちょっとパンチ不足の小品。
でもエンドロールのNG集には懐かしくもほっこりしました。
☆☆☆