ずっと見たかったアルバート・ピュン監督作品。
子供の頃ポスターと予告編を見て感じたカッコよさと不安そのままに、オープニングアクションで予算をほぼ使い切り、迷走上等のストーリーもオマケ程度の潔いB級映画。
サングラスで補完したつもりの近未来感や、サイボーグ同士のノーガードでの撃ち合い、床撃ち抜き脱出など、マトリックスより先駆けたファッションとアクションもセンスと予算がないばかりに後塵を喫する様は流石アルバート・ピュン!
同じく予算が尽きてスケールが小さくなっていった『ユニバーサル・ソルジャー』は何とかギリ体裁は整えてたのに比べ本作は見事に崩壊したが、何となく憎めない作品になってるのはもはや監督の人徳なんでしょうな。
ちなみに2作品いずれも共通して戦いの場が人工建造物から自然環境の割合が多くなって肉弾戦が増えるのがこの手の映画の愛すべきお約束かと。
☆☆★★★