振り返ってみると私はこの Filmarks で同じデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』に 3.3 点をつけているのだった。『ソーシャル・ネットワーク』より面白いというわけではないのだが、こちらがデヴィッド・フィンチャーに対して過度に期待をしなくなってしまったからこういう事態になったのだろうか？ ひとつだけ言わせて欲しい。ただただ退屈。 150 分も掛けて描くべき内容である、というのは分かるのだけれど謎解きとしてはどこか在り来たりで消化不足な側面は否めないと思うし、監督が拘ったという「ドラマ性」も素直に楽しめなかったという。『ドラゴン・タトゥーの女』が映像美として圧倒的だったのに比べるとやはりその点でも落ちるし、緊張感もなく締まりのない作品だな、と。
