ドント

ゴジラVSスペースゴジラのドントのレビュー・感想・評価

ゴジラVSスペースゴジラ(1994年製作の映画)
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1994年。今までの戦いの最中、幾度か宇宙に放出されたゴジラの細胞が超進化、いろいろ科学反応などがあってスペースゴジラと化したそれが地球へと襲来し、ご本家ゴジラ&本来は対ゴジラ機として制作された怪獣型ロボット・モゲラがそれを迎え撃つ。
ムムン?と思わせる話運びの多いゴジラシリーズの中でも相当にとっちらかった内容でここまで来ると擁護とか批判とかするのも無意味に思えてくる。今までアクセント程度にはあった「超能力」パートが前面に出てきた時点でほぼ何でもアリになるわけだが、ここにG細胞陰謀ゴジラJrちっちゃいモスラゴジラに恨みを持つ男突然出てくる小美人色恋沙汰が乱暴に突っ込まれてバランスをとろうという気持ちが感じられない。ドタバタにすぎる。
音声レベルがグチャグチャで台詞がろくに聞き取れないのもドタバタに拍車をかける。作品内容以前の問題であり、本当にどうなっておるのか。そんな内容なのにスペースゴジラは強いし、都市破壊に結晶体ミサイル、時に目を見張るスケール感は捨てがたく、さらに柄本明のやさぐれたオッサンぶりも味がある。これもまた、ゴジラ映画であろう!(雑締め)
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