私たちが何気なく使っている“水”が、大企業によって独占されつつあることを警告するドキュメンタリー。
なんの気無しに観始めたけど、非常に危機感が煽られた。
酷い話だと思いながら観ていたけど、日本でも少し前に水道民営化の話が持ち上がっていたし、決して他人事ではないと思った。どう見てもきな臭い話だけど、竹中平蔵が一枚噛んでいると知って妙に納得した。
貧富の差がそのまま得られる水質の差になるなんてこと絶対にあってはならない。
人々の命に直結する水に目をつけて金儲けしようだなんて、よくもこんな悪いことを考える企業があったもんだと思っていたら、コカコーラやネスレって日本でもばりばり知名度がある企業で唖然とした。ネスレはコーヒーのドキュメンタリーでも悪名を轟かせていたし、キットカット好きだったけどイメージが変わった。
そういえば、「マネーショート」でリーマンショックに乗じて大儲けした人が次に目をつけているのが水ビジネスと言っていた。それほど大きなビジネスになりつつあるんだろう。ただただ恐ろしいばかり。
なんにせよ必要としている人に安全な水が行き渡る世界になって欲しいと思った。
