滝和也

プレデターの滝和也のレビュー・感想・評価

プレデター(1987年製作の映画)
4.0
激突!
地球最強のコマンドー
対宇宙一の暗殺狩人!
ジャングルの決闘!

懐かしの日曜洋画劇場!
(土曜だけど…)

「プレデター」

80s傑作選!今までこのシリーズ、スタローンは何回も書いてますが、この方実はまだ未登場でした。80sマッチョスター、西にスタローンあれば、東にシュワルツェネッガーあり!アーノルド・シュワルツェネッガー主演「プレデター」です。

何回目かの鑑賞なんですが、今回初めて字幕で見ました(笑)日曜洋画劇場でこれでもかと気が付けばやってましたからね。

米軍のレスキューチームがジャングルに落ちた某国大臣を載せたヘリの探索、ゲリラの人質になっている場合の奪還の使命を帯び、ジャングルへと突入。隊長ダッジ(シュワちゃん)を中心とした精鋭部隊は惨殺死体を発見し、ゲリラの基地を襲撃するのだが…怪しげな視線を送る謎のハンターが彼らに狙いを付けていた。

今回感じたのは、ストーリー構成の旨さでしょうか。シンプルながら、狙うものから狙われるものそして狙うものと変化していくんですよね。シュワちゃんのポジションが。序盤でその精鋭部隊の戦闘力を見せつけ、その部隊を中盤、崩壊させる宇宙一のハンター、プレデター。そしてシュワちゃんが闘いを挑む後半へと、各キャラクターの力や個性がきっちり出せる構成なんですよね。

またプレデターの設定やギミックが面白い上に上手く活かされていますよね。光学迷彩を使用し、襲い来る見えない狩人。そして熱センサーの様な視界を持ち、マスクを外せば恐ろしい顔が。

「なんて醜い顔だ…。」

の名台詞はそれ故ですし、あのシュワちゃんの戦い方もギミック故。メカと融合した様なスーツを着ているだけなので傷つきもする。

「血が出るなら殺せるはずだ」

この無敵じゃない所がまた、対決シーンとして昇華し、盛り上げていく。ユーモアや決闘を楽しむが如き知性も持つプレデターのキャラクターはデザインと相まって素晴らしいですよね。

シュワちゃんも個性ある敵を前にして、そのマッチョぶりを発揮し、光るわけです。それはプロレス然りで技量の高い相手、魅力ある相手あってこそ互いが光るわけです(^^)

他ロッキーのアポロで有名なカール・ウィザースが客演。スタローンと並ぶスター、シュワルツェネッガーとして映画に迫をつけますね。また現在公開中の最新作監督のシェーン・ブラックも部隊にいます。昔見たときはまさか監督になるとは想像も出来ませんでした(笑)後意外と捕虜の女性が可愛かったりします(^^)

こう書くと確かにキャラクターありきの作品で、比較的低予算と思われますが、そこはこの後、ダイ・ハード、レッドオクトーバーを追えとヒットを連発していくジョン・マクティアナン監督。派手な爆発、銃撃戦はお手の物でしょう(^^)また不要なものをバッサリ切り、巧みな構成や纏まった作品になっているのも監督の力故でしょうね(^^)

今作を皮切りにシュワちゃん映画や続編もレビューしてきますから、よろしくお願いします(^^)
滝和也

滝和也