ひろぽん

劇場版ポケットモンスター/ダイヤモンド&パール 幻影の覇者 ゾロアークのひろぽんのレビュー・感想・評価

3.4
劇場版『ポケットモンスター』シリーズ13作目

水と緑、古い街並みと近代的な建物が美しく調和するクラウンシティ。この地で開催されるポケモンバッカー・ワールドカップを観戦するため、クラウンシティへと向かっていたサトシたちは旅の途中で、化けるのが得意なポケモン・ゾロアと出会い、ゾロアークを探すために行動をともにする事になる。一方クラウンシティでは、ゾロアークと呼ばれるポケモンが、伝説の三体に化けて街を破壊していた。そして、20年ぶりに街に戻ったセレビィにも危機が迫る。全ての騒動の原因である暴走するコーダイの野望を阻止できるかという物語。


今作はゾロアークとゾロア親子の深い絆で結ばれた親子愛がテーマ。

未来を見ることができる「時の波紋」の力を手に入れるべく全てを欺き、私利私欲のためにどんな犠牲もいとわない悪役コーダイ。どんなポケモンにも容赦なく科学の力を使い、武力行使する暴力的な姿は爽快なまでにクズすぎて悪役にふさわしい。「未来は私のモノだ!」は名言。

ゾロアもゾロアークもお互いに再会するために本気で困難に向かっていく姿はとても良かった。エンテイ、スイクン、ライコウの3体を相手に難なく1匹で立ち回るゾロアークの強さ!

ラストは本当に騙された。まさに幻影の覇者という名にふさわしいゾロアークの立ち回りと演出がとても素晴らしかった👏

つまずいて何度もコロコロ転がるドジなポッチャマが可愛くてたまらなかった。ヒカリのポッチャマはこのドジさがいい。


ロケット団の名シーンで終わるラストは最高の一言( ー̀֊ー́ )
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コジロウ「なぁ、未来が見えたらどうする?」
ニャース「そんなのきっとつまらないのニャ。」
コジロウ「どうしてさ?」
ムサシ「未来がどうなるかわかんないから
今がハラハラドキドキして楽しいんじゃない。」
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タケシの「信じろ」に対して「ずっと信じてるよ」と返すサトシとタケシの長旅で築き上げた絆も見どころ。今作でタケシが見れなくなるのは本当に残念。

ハートゴールド・ソウルシルバー発売の翌年の作品だからか、エンテイ、スイクン、ライコウ、セレビィと第2世代のポケモンを凄く推してる気がする。色違いの3体カッコイイが、スイクンのカッコ良さは格別。全てのポケモンの中でもゾロアークは自分の中で上位にランクインするほど好き。
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